福島大学演劇研究会は毎年3月上旬に「卒業公演」というその年の
卒業生が主体となって集大成を発表する舞台があります。近年の3年
間において見ても「君影草はしおらしく毒をもって」「幕末アリス」「義賊
伝フクロウ小僧」など、卒業された諸先輩方を中心に個性あふれる
舞台を作り上げてきました。

 今年の卒業生の人数は例年にないほどの大人数の15人!
さらに優秀な後輩たちも多数参加し、あらゆる部分でこだわりの強い
舞台を作り上げようと日々稽古に励んでおります。
 私たち演劇研究会一同の雄姿を、舞台を通じて多くのお客様に見て
頂けたら幸いです。ご来場、心よりお待ちしております。




 小説家フランツ・カフカの死後、彼がプラハで暮らしていた部屋からは、
あるべき原稿が消えていた!消えた遺稿、友人、かつての恋人たち、家族…
それぞれの想いがぶつかり、さらに奇怪な小説世界と本当のエピソード、
ナンセンスがひしめき合い、物語が進行する―

フランツ・カフカ(Franz Kafka 1883-1924)
チェコ出身のドイツ語作家。どこかユーモラスで謎めいた独特の小説作品を残した。
生前はあまり評価されることはなかった。彼の死後、友人により遺作が発表され、
現在は20世紀の文学を代表する作家である。
代表作…『変身』『審判』など